Coro’97東京の第11回演奏会が開かれました
Coro’97東京の第11回演奏会が開かれました
Coro’97東京の第11回演奏会が10月25日(日)午後2時からルーテル市ヶ谷ホールで開かれました。Coro’97東京は学生時代
に指揮者、作曲家の菅野浩和氏から指導を受けた、関東と名古屋の4つの女子大合唱団の卒業生により結成され、1997年から
演奏活動を行っています。 アンサンブル・レオーネのピアニストをされているM先生もこのメンバーです。
2006年6月に10周年記念コンサートを浜離宮朝日ホールで開き、昨年2008年6月には第10回記念コンサートを王子ホールで開
いたことは私達の記憶に新しい。
第11回コンサートは、市ヶ谷の閑静な高台にある市ヶ谷ルーテル教会に付属する200人収容の響きの良いホールで、ゆったりと
した座席配置など聴衆にとっては大変聴きやすいホールでした。
←市ヶ谷ルーテル教会
コンサートは4部構成となっており、第1部がイタリアの世俗曲、第2部がスペインの宗教曲、第3部が菅野浩和先生が作曲され
た「星座」より、秋から冬に、第4部がイギリスの宗教曲でした。
第1部の第1曲はジョヴァーネの「おみなよ、私にはわからない」で、22人のメンバーが登場してすぐア・カペラで歌いだしました。
音取りは出てくる前に済ませてあるのでしょう、我々の素人にはなかなか出来ないことでした。続いて
私たちは3人の盲人です(ジョヴァーネ)
聖母よ、私はあなたを愛し(フェスタ)
本当だということは(チメッロ)
を演奏しました。
←22人のメンバーがアカペラで歌う
団内指揮のM先生も歌う→
合唱の声がはっきりと聞こえ、左右のステレオ効果も十分で迫力のある演奏でした。指揮の菅野浩和氏も長椅子に座って指揮
されたものの、86歳とは思えない活力ある指揮でした。 合間にはマイクをとって曲目の解説もされました。
第2部はスペインの宗教曲で主イエスを歌った曲でした。
神なる主よ(モラレス)
恩寵の聖体のパン(ゲレッロ)
主よ、我は価せぬなり(ビクトリア)
の3曲を歌いました。
←第2部はスペインの宗教曲
15分の休憩の後、第3部は菅野浩和氏の作曲による「星座」より、秋から冬に、と題して、ステージには薄を飾って雰囲気を演出
していました。
曲目は
秋です(斉藤信夫作詞)
雨の枯野(南雲純雄作詞)
秋の草になる(いわきたろう作詞)
虎落(もがり)笛(ぶえ)(長谷川匡一作詞)
の4曲で、現代的なハーモニーとリズムがフィーリングにマッチしていた。
←すすきが飾られて、すっかり秋の雰囲気となる
第4部は高名なタリスによるイギリスの宗教曲で
聖なる者、神よ
そなたのしもべらの声と祈りを聞きたまえ
の2曲を、1曲はラテン語で、もう1曲は英語で迫力ある演奏をしました。
迫力のある演奏が会場に響きました。
大きな拍手に応えて、今まで歌っていたコーラスからM先生が、次のイギリスとイタリアの世俗曲2曲の指揮をされました。
「アマリリスよ、おまえの恋人のところへ帰っておくれ」(ブリューワー)
「ああ、私のいとしい命よ」(ジョヴァーネ・ダ・ノラ)
そして盛大な拍手の中で、1時間20分の演奏会が終了しました。
我々レオーネのメンバーは演奏会の余韻に浸りつつ、市ヶ谷駅近くの「海鮮魚力」に入り、演奏会の成功を祝って祝杯を挙げ、
ドイツの歌 「Ein prosit(乾杯)」 を高らかに歌いました。