取手男声合唱団初の演奏旅行の思い出
取手男声合唱団初の演奏旅行の思い出
平成21年4月18日(土)、取手手男声合唱団は、かねてから計画をしていた初めての演奏旅行を行い、糸魚川市民会館大ホールで、
「楽しいコーラスの集い」を開催しました。
約五十名の一行の訪ねた先は、団内指揮者のT尾氏御縁の新潟県糸魚川で、一泊二日の旅となりました。
演奏の構成は大きく三つに分かれ、取手男声合唱団がそのうち二つを受け持ち、あと一つは地元糸魚川の「楽しいコーラスの集い」
合唱団が演奏しました。
取手男声合唱団は、日頃練習を重ねている歌曲の中から、第一部でソーラン節などの日本民謡、合唱組曲「水のいのち」、
第三部で ウ・ボイ、アメージング・グレースなどの世界の名曲集、「夜霧よ今夜も有り難う」などの石原裕次郎名曲集を歌いました。
そして第二部は、地元の合唱団が、男声合唱組曲「雨」、混声合唱「荒城の月」などを披露、この中で、取手側も加わって、
「大地讃頌」を合同演奏しました。 私どもの指揮者はT尾氏とバスの声楽家のK木氏であり、ピアノはO山さんで、ともに団を構成した
わけです。こうした演奏の後、番外編「ふるさと糸魚川」と題し、良く知られた「ふるさと」などに加え、糸魚川の小中高の各校の校歌を
歌って、来場者と一緒になって会を盛り上げました。
更に、アンコールの声に応え、「サライ」を唱いました。 ここで拍手喝采を浴び、あとの交流の場も大いに盛り上がりました。
かく記しながらも実は私自身、取手で国際交流の総会や関係部会などの所用があり、それを終えてから、糸魚川に向かいま
したので、合唱による感動と交流の場には参加出来ませんでした。それでも夜、上越新幹線や特急白鷹などを乗り継ぎ、糸魚川まで
来たのは、合唱仲間と一緒に居ることの良さ・楽しさ、この機会を外せば未訪の「糸魚川の地に来ることはあるまい」という認識、
そして、フォッサマグマミュージアムの見学のためでした。
フォッサマグナや糸魚川・静岡構造線と言えば、はるか昔、小学校で習いながら、「これがそうだ」と言う実地の見聞を得ないまま、
過ごしてきた懐かしいテーマです。今回、この演奏旅行の御縁で翌日曜日は、現地見学のいの一番に、このミュージアムを訪ねることと
なりました。
この館は糸魚川市立で平成6年(1994)に出来た、平屋建てながら立派な建物です。茨城さんと言う学芸員の歓迎の辞を兼ねた概説が
冒頭にあったのも、茨城県取手から来た私どもには、これも御縁でしょうか。
館は、近くの姫川などに産する翡翠が多種多様展示されるなど、豊富で工夫された展示物を誇るとともに、各般の解説とナウマン博士
の部屋やフォッサマグマホールなどの特徴が分かり、叩けば金属音を出すサヌカイトによる演奏等も興趣がありました。(S.N記)
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