ドイツ旅行日記・5/8(出発〜フランクフルト・ハンブルグ〜リューベック)
1.出発
2009年5月8日(金)朝7時45分、定刻に参加者全員が成田空港第一ターミナルに集まリました。
一行22名(うち6名は奥様または家族なので、実際の歌い手は20名)は、ここ数年来厳しくなっている搭乗のための荷物検査
などを終了して、ルフトハンザ航空711便フランクフルト行きB747型ジャンボの機上の人となりました。
←出発までの時間はやっぱりビールか・・・
←フランクフルトまで運んでくれたB747型ジャンボ
↑機内ではマスクをかける人が多かった
機内には、フランクフルトのビール Warsteiner があり、昼食は日本食の「高菜ご飯」を楽しみました。
←Warsteiner のビール
←高菜ご飯
シベリア上空を順調に運航し、8時間後にはヘルシンキを定刻に通過しました。
2回目の昼食は温めた海鮮丼で、飲み物は赤ワインが合いそうだ。
成田を出発してから11時間50分後(現地時間午後2時8分)に、フランクフルト空港に無事着陸しました。
フランクフルトでは成田よりも厳重な検査を受け、1時間50分後のハンブルク行きに乗り換えました。
ルフトハンザ航空A321型のエアバスは190人乗りの機体で、コーヒーを一杯飲む間に43分間の飛行を終え、16時45分に
ハンブルク空港に着陸しました。
ここで出迎えてくれた通訳のシュレーダー美枝子さんと会い、レオーネ全員で「Gruβ Gott」(こんにちは)を合唱しました。
ここから50人乗りのベンツの大型バスにゆったりと乗り込み、いよいよ待ちに待ったドイツでの旅が始まりました。
←ドイツ中を運んでくれたベンツの大型バス
2. リューベックの観光
17時36分にバスが走り出し、気温17℃の快適なまだ明るいハンブルクの街を走り、1時間後に古都リューベックの
Alter Speicher ホテルに到着しました。
←郊外の道を走るといたるところに菜の花の畑がある
45分ほどホテルの部屋でくつろぎ、有名なホルステン門とその前に広がる庭園を見に出かけました。
リューベックは周りが河で囲まれていて、島全体が世界遺産になっています。
河には遊覧船などが係留されており、どこを見ても絵葉書になるような美しい風景でした。
←リューベックの美しい街並み
←分厚い壁を持つホルステン門
次に、1226年に建造された美しい市庁舎を経て聖マリア教会を訪れました。
20時半を過ぎていたため、残念ながら教会の中は入れませんでしたが、かつて名オルガニストのブクステフーデが
ハンザ同盟の雄として栄えたリューベックの市民のために開いた「夕べの音楽」の雰囲気を想いを馳せました。
若きJ.S.バッハはこの音楽会に夢中になって、アルンシュタットの町でのオルガニストとして許された休暇期間を大幅に
超過してしまって、退職せざるを得なくなったそうだ。
←かつてハンザ同盟の盟主として繁栄したリューベック市庁舎
←北ドイツで有名だった夕べの音楽が開かれた聖マリア教会
教会の前にはトーマス・マンの居宅があり、ここで著作を書いた事が記されていました。
←トーマス・マンの銘版が嵌められた入口
観光を終えて食事をしようとしていた時、天候が急変して海の方から黒雲がもくもくと押し寄せてきました。
アッという間に激しい夕立となって一時、街の軒先で雨宿りをしました。
夕食は、1535年に建てられた歴史的なギルドの名残を持つ 「船員組合の家」 のレストランに入りました。
ここでは、日本のレストランでは食べられない、大きなアスパラガス(シュパルゲル)が8本にサーモンが添えられた料理を
楽しみました。
←船員組合の家。今は歴史を伝えるレストランとなっている
我々の男声合唱で「Ein Prosit」(乾杯)を歌うと、周りの客が喜んでくれてたくさん拍手をしてくれました。
この乾杯の歌の男声合唱は、この後に訪問するドイツ各地で歌い続け、どこでも温かい歓迎の拍手を受けました。
隣にスエーデンの団体客が来ていて、我々の歌に刺激されたのか、身振り手振りをつけた楽しい歌を披露して、部屋は
にわかににぎやかになりました。
どこの言葉か分からなかったのですが、シュレーダー美枝子さんに聞くと、たぶんスエーデン語だろう・・・とのことでした。
後で団長のところに代表らしき人が挨拶にやってきて、やはりスエーデンの人たちということがわかりました。
↑スエーデンの団体が身振り手振りをつけて楽しそうに歌う
ドイツは今がアスパラガスの盛りで、この後もいたるところで、アスパラガスの料理を楽しむことができました。
←サーモンとアスパラガスの料理。アスパラガスを腹一杯食べた
↑「船員組合の家」での食事風景
→
夕食を終えホテルに帰ったのは深夜近くになりましたが、夜の9時頃まで明るい季節のドイツでは、今のシーズンはより多く
観光できるメリットもあると言えそうです。
翌朝は、7時半の朝食もそこそこに、町を散策して菩提樹の並木道などを歩き、「Der Lindenbaum」 などを男声合唱しながら
リューベックの落ち着いた街を楽しみました。