木下牧子展〜MUSICAARBRE 2nd MOVEMENT〜を聴く
コール・ピュアの指揮者「鈴木静子」先生が指導 ・ 「ムジカ・アルブル」が主催する「木下牧子展」が、
10月3日(金)19時からかつしかシンフォニーヒルズモーツァルトホールで開かれた。
当日は6時半の開場前から、かつしかシンフォニーヒルズの外まで長蛇の列となり、用意したプログラムが無くなる事態となる
ほどで、大ホールは最前列から最後列まで満員の盛況となった。
←開演前に多くの観客が列を作った
←いそいで受付をすませる人たち
筆者はステージのピアノの出し入れを手伝ったが、後半はピアノの移動も無くなるので客席で演奏を聴いた。
曲目は全て木下牧子氏の作品。 ピアノ独奏曲から歌曲、サキソフォン四重奏、合唱など幅広い分野で作曲をされているのが
よく分かった。
←舞台裏の風景
最初は国立音楽大学OGの方々で作られている「アンサンブル詩音」の女声合唱による、9曲からなる組曲「花のかず」
であった。 20人のメンバーによる、プロらしい的確な演奏だった。
アンサンブル詩音の演奏→
次に堀田万友美氏によるピアノ曲「夢の回路」、引き続きクローバー・サクソフォン・クヮルテットによる「アンダンテと
カプリチオ」であった。
15分の休憩の後、「木下牧子のアトリエ」で、木下牧子氏と声楽家の中園陽江氏との対談があった。
←木下牧子さんの対談風景
続いての演奏は、渡邊真弓氏のソプラノによる歌曲集「秋の瞳」で、9曲からなるこの曲の秋の感じをよく思い出させて
くれた。
渡邊真弓氏は、レオーネが練習後よく行くお店「台湾」の近くのおもちゃ屋さんのお嬢さんで、東京藝大卒の、堂々とした
ソプラノを聴かせてくれた。
←出番を待つて・・・
次は、岡部裕司氏と堀田万友美氏のピアノ連弾で、「やわらかな雨」から3曲を聴かせてくれた。
コンサートの最後は女声合唱による「ファンタジア」で、6曲からなるこの曲を情感豊かにアンサンブル詩音が歌った。
←出演者総出のエンディング
コンサートには「コールピュア」「ミューズ」「フォンテ」はじめ多くの合唱団員も顔を見せ、アンサンブル・レオーネも唐沢先生
はじめ何人かが来聴し、木下牧子氏の音楽の世界を楽しんだ。(H・Y記)