山下さん、ハンブルグへバッハ・マタイ受難曲演奏旅行(第4日)
山下さんからメールで送ってきた写真(4日目)です。
ハンブルクにあるブラームス博物館 | マタイ受難曲演奏会。第1合唱隊。山下の 所属する第2合唱隊はオーケストラを挟んで 反対側にある。 |
ソリストの演奏 |
以下は、山下さんが現地でブログ mixi に書いた日記です。
ドイツ演奏紀行 〜バッハ・マタイ受難曲演奏旅行第4日〜 6時半には食堂に降りて、いつもの美味しい朝食を摂ってから簡単に今日の演奏会の準備と明日ベルギ−に移動するため スーツケースもある程度整理して出発の準備を整えた。 朝食後、演奏会場に出発までの午前中の空き時間を利用して散歩に出た。 古い風情のある街を歩いて楽しみ、ブラームス博物館を見学した。 若い頃からの写真や筆跡など豊富に展示してある。 ブラームスはハンブルクで生まれ育っている。ブラームス博物館を訪れる半分は日本人だそうで、日本人のブラームスに 対する人気は大きいようだ。 われわれの合唱団も来年はブラームスのレクイエムになりそうで、これを演奏しに再び当地を訪れる可能性もあるようだ。 途中ビスマルク像の近くにある「ハンブルク歴史博物館」を訪れ、この中のカフェに寄ってコーヒーを楽しんだ後、ここからホテル まで一直線に続く公園の中を歩いてホテルへ帰り、昼食を摂った。 午後2時にホテルを出発する予定であったが、迎えのバスの遅れで出発が30分ほど遅れた。しかし演奏会のゲネプロも ゆったりとしたペースで予定の開始時刻よりもスタートが遅れた。 発声の先生による入念な発声練習が30分間行われ、続いては指揮者による細部の確認の作業で、午後5時の開演の時間には まだ別棟の控室で立ち座りの場所の指示が行われてている段階で、われわれが演奏会場に並んだのは20分前後遅れた時間 だった。 ヨーロッパでは比較的開演の時間は厳守しないようである。 会場は3階席まで人が入っており比較的盛況だった。 演奏会に先立ち、教会の牧師が受難曲の演奏の意味を話した。 指揮者が台に立つと会場は静まり、静寂が会場を包み、 祈りのような雰囲気が流れたところで静かに演奏が始まった。そして前半の29曲まで一気に進み、約15分の休憩をとって再び 最後の曲まで3時間の演奏だった。 会場には拍手が渦巻き、スタンディング・オペレーションとなり、盛大な拍手が渦まき、大任を果たした喜びで心から演奏して よかったと思った。 終了後、近くの大きなレストランの宴会場に双方の合唱団約100名が集まって打上げが盛大に開かれた。 ローストビーフ、鰊の酢漬け、サラダ、ジャガイモ、それになんといっても美味しい地ビールで大いに飲み、味わい、 今までの練習の苦しさを吹き飛ばして楽しいひと時を過ごした。
我々の合唱団コーラル・アーツ・ソサイアティから指揮者のヘンシェン氏に、鎌倉彫りのお盆をプレゼントした。 また 「早春賦」 とドイツの曲 「別れ」 の2曲、ドイツの曲はドイツも入れて歌い、プレゼントした。 ドイツ側からは 「荒城の月」 を日本語とドイツ語で歌ってくれた。 そして両方の合同で荒城の月を輪唱して楽しんだ。 夜も更け、我々はバスでホテルに戻り、連日の疲れを吹き飛ばすようにぐっすりと寝た。 |
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